腰痛予防に太極拳や八卦掌!

腰痛の写真

 腰痛などの持病をお持ちの方は、お辛いでしょう。私自身も飲食業や建設業をしていた20代の頃は、よく腰痛に悩まされました。

 

腰痛をお持ちの方は、腰痛がひどい時の事を思い出してみて下さい。

 

そして足元にある物を拾う事を想像してみましょう。

 

おそらく腰を屈める事はできず、姿勢をまっすぐにして膝を屈して物を拾うのではないでしょうか。

 

つまり、腰を屈める=前傾姿勢を取る事が腰痛の原因の一つとなっている事が分かると思います。

 

前傾した姿勢とは、4~5キロもある頭部を腰の筋肉や腱だけで支えている状態です。それを日常的に続けていては、当然腰の筋肉や腱は疲弊して固くなり弾性を失っていきます。そこで重たい物を急に持ち上げたりすると、所謂ぎっくり腰になってしまう訳です。

腰痛予防は、日常生活の中でいかに前傾姿勢に取らずに過ごせるかが重要だと思います。とはいえ、家事をするにも仕事をするにも、気付くと下を向いて前傾姿勢を取っている事がしばしば…。

 

ではどうするか、それは日常の中で腰に負担をかけない姿勢を身に付けてしまう事です。そのためには腰に負担をかけずに立つ、あるいは歩く練習が必要となります。

 

そんな練習があるのかと思う方もいらっしゃるでしょう。

 

太極拳には站樁功、八卦掌には走圏という人間本来の立ち方を維持する練習法があります。腰痛をお持ちの方は、物は試しと站樁や走圏の練習からでも始めてみると良いと思います。

 

站樁について詳しく知りたい方は、ブログ記事の【站樁について1】をお読みください。

 

站樁功 東洋的な人間本来の立ち方を維持する練習法
站樁功 東洋的な人間本来の立ち方を維持する練習法

とはいえ、站樁だけでは、姿勢を身に付け、全身のつながりを作るだけですから、痛みが無くなってきたら、予防として太極拳の基本功や八卦掌の走圏などの練習を行うのが良いでしょう。

 

太極拳の基本功や八卦掌の走圏を行う事で、足腰や体幹部の強化へとつながります。

 

八卦掌の走圏 站樁と同じく東洋的な姿勢を維持しながら円形を歩く練習法
八卦掌の走圏 站樁と同じく東洋的な姿勢を維持しながら円形を歩く練習法

 特に八卦掌の走圏は、上体は不動のままで動かしませんが、体幹を鍛える効果もあり、腰痛の改善に大変有効だと思います。

 

※ ただし、必ず正しい練習法を習得している指導者について学んで下さい。独学などをしてしまうと、かえってひどくなる場合があります。

 

痛みが無くなり、足腰や体幹が強くなることで、段々と自分に自信が出来てくるのではないでしょうか。

 

自分に自信がついてきたら、練習内容も少しずつレベルアップしてみましょう。

 

太極拳 懐中抱月 站樁の姿勢を維持し、水面に写った月をすくう動作
太極拳 懐中抱月 站樁の姿勢を維持し、水面に写った月をすくう動作

 

 このように、少しずつ練習内容をレベルアップしていって、体が強くなり、また練習自体が面白くなってくれば、本格的に太極拳や八卦掌を学んでみるのも良いと思います。

 

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