平歩 抱球樁(中段)
站樁の稽古により、内家拳の正しい姿勢を身に付け、全身の繋がりを作り、身体の中心軸を形成していきます。
気を沈め、少しずつ内功を蓄えていきます。站樁は目的に応じて、様々な種類があり、
言い換えれば、力を蓄えて立っている状態とも言えます。
・第2段階 歩法(内功の養成、強化)
三角歩 (太極歩)
歩法には、定位置で重心移動を行う(定歩)、前後や左右、斜め方向に進む(活歩)、そして方向転換や左右の足を入れ替える(換歩)などがあります。
重要なことは、站樁の姿勢を維持し、中心軸を確保した状態で重心を移動していくということです。またこの段階で全てのスポーツに共通する足腰の強化やバランス感覚の養成も行っていきます。
・第3段階 基本功(内功の運用、強化)
平歩 大鵬展翅 蓄勢
平歩 大鵬展翅 開勢
弓歩 大鵬展翅 合勢
基本功では、站樁や歩法で養ってきた内功の感覚を維持し、その内功の感覚を上下や前後、左右へ運び、身体を練り込むと共に内家拳独特の力の出し方を学んでいきます。 また定位置で行えるようになれば、歩法と組み合わせて活歩での練習を行います。
・第4段階 套路練習(内功の運用、循環)
開門拳 平歩 青龍探爪
開門拳 丁字 托天掌
開門拳 右十字脚
基礎教程の第1段階で学ぶ約10種類の基本功を組み合わせた「開門拳」という短い套路(とうろ、型)を学びます。套路練習からは、内功の運用が目的となります。
套路練習で重要な事は、一つの動作を終えて次の動作に移る際にも、内部の感覚を途切れさせずに行い、套路の初めから終わりまで意識を途切れさせずに一貫して行う事です。
上記の基礎教程で充分基礎を身につけた上で、次の初級教程へと進みます。